
家庭菜園でトマトを栽培していると、「あれ?なんだか葉っぱが黄色くなって育ちが悪くなった…!」という経験をお持ちの方はいませんか? もしかしたらそれは「萎凋病」が原因だったかもしれません!
今回は、トマトの萎凋病の発生を防ぎ、元気に育てる方法について詳しくご紹介します。
概要
トマトの萎凋病は、カビの一種である「Fusarium oxysporum f. sp. radicis-lycopersici」によって引き起こされる病気です。
萎凋病は、露地栽培と施設栽培の両方で発生します。25~28℃が発病に適した温度で、水はけの悪さなどで根が傷んでいると発症しやすくなります。

この病気のポイントは、土中に感染源として数年間残留すること。一度病気が発生すると、来年栽培するトマトにも伝染する可能性が高いので、しっかり予防することが大事になります。
被害
トマトに萎凋病が発生すると、はじめはトマトの株の下葉が、昼間にはしおれ、夜になると回復することを繰り返し、やがて黄色になって完全にしおれてしまいます。
葉っぱが黄色くなる症状は、葉の片方だけに発生することもあります。
そして、症状が悪化してくると、トマトの株全体が黄色くなり、しおれる場所がどんどんと広がっていき、最終的には完全に枯れてしまいます。
また、発病した葉っぱの柄の部分や茎の導管部は褐色に変化します。

>>もしかしたらと思った方はこちら!かんたんAI診断(無料)
予防
萎凋病の被害を防ぐためには、しっかりと予防をすることが大事です。具体的には、以下の3つのポイントに気を付けて対策するようにしましょう!
1. 連作を避ける
過去に萎凋病が発生した畑には、発生源となる病原菌がたくさん残っています。温かくなると眠っていた萎黄病が大量発生!…なんてことにならないよう、できる限り別の圃場を使って栽培するようにしてください。
また、過去数年間にトマトを育てた土壌での作付けは、なるべく避けようにしましょう。
2.土壌消毒を行う
過去に萎凋病が発生した土壌には、どうしても原因となる菌が残っています。そこで、太陽熱などを利用してしっかりと土壌消毒を行うようにしましょう!
3.接木苗を用いる
苗の段階から病気を持っていては本末転倒です。萎凋病の被害を未然に防止するためにも、耐病性のある接木苗を用いるのもおすすめですよ!
対策
萎凋病が発生してしまったら、薬剤などで治療する方法は基本的にありません。萎凋病が出た株から周辺に病気が広がっていきますので、病気が発生した株はすぐに除去するように心がけてくださいね!
まとめ
萎凋病の対策は、原因となる菌が土の中に数年にわたって残り続けるため、前年に病気が発生した場所を避けて輪作することが何より大事です。
ひとたび病気が出てしまったら、農薬などで予防・治療する方法はありません。しっかりと土壌消毒をするなど、基本的な対策をして、もし病気を見つけたらすぐに除去するようにしましょう!
写真から140種類以上の病害虫・生理障害をAI自動診断!
「野菜を植えたけど、いつの間にか枯れてしまった」。そんな時、じつは病害虫の被害に遭っていたかも(>_<) 早めに対策することで、無事に収穫までたどり着けるはずです!
萎凋病の他にも、トマトには多くの病害虫や生理障害があります。
判断に迷ったら、スマホで写真を撮るだけで、病害虫と対策がすぐ分かるアプリ”SCIBAI- サイバイ-”を無料ダウンロード!トマトをもっと元気に育てましょう。AI診断は11種類の作物に対応しています。
さらに、アプリを使うみんなのSNS投稿では、育て方のヒントが盛りだくさん!お悩み相談もできます。
