
冬から秋にかけて栽培されることが多い「いちご」ですが、「あれ?なんだか突然、実にカビが生え始めた!」という経験をお持ちの方はいませんか? それは「灰色カビ病」が発生したのが原因です!
灰色カビ病とは、湿度が高い状態で発生しやすい病気です。気が付いた頃には菌がまん延し、大きな被害になることも!しっかりと対策を講じたいところです!
今回は、いちごの実を傷める「灰色カビ病」の発生を防ぎ、元気に育てる方法について詳しくご紹介します。
概要
灰色カビ病とは、かびの一種である「Botrytis cinerea Persoon(糸状菌)」によって起きる、いちごの実に発生する病気です。
気温が20℃前後で、かつ湿気の多い環境で発生しやすい病気で、特に12~4月の施設で発生することが多いです。ハウスの中などで栽培をしている人は、くれぐれも注意してくださいね!
灰色のかびが生えた実をゆすったりすると、かびの胞子が飛び散ります。そして、この胞子が周辺の実に付着することで、徐々に病気が広がっていきます。そのため、カビが発生した実の取り扱いには十分注意してください!

被害
灰色カビ病が発生すると、実の表面の一部が褐色に変わり、そこに灰色のカビが生えてきます。

その後、褐色の病変と灰色のカビが徐々に広がっていき、やがて実全体が灰色のカビに覆われることになります。がくと実の間から発生することが多く、未熟な実にもカビが生えてきます。
湿気が少ないときには、褐色の病変だけが広がり、灰色のカビがあまり発生しないこともあります。
>>もしかしたらと思った方はこちら!かんたんAI診断(無料)
予防
灰色カビ病の被害を防ぐためには、しっかりと予防をすることが大事です。具体的には、以下の3つのポイントに気を付けて対策するのおすすめです。
1.シルバーマルチを敷く
シルバーマルチを敷くことで、地面からの水はねを防ぐことができます。同時に、虫を遠ざける効果も期待できるのでおすすめですよ!
2.枯れた葉や古い葉を取り除く
病気を引き起こすカビは、通気性が悪いと発生しやすくなります。そこで、いちごの枯れた葉や古い葉をこまめに取り除き、通気性の良い状態を保つようにしましょう!
3.多湿にならないように換気する
灰色カビ病は、湿気の多い状態を好む病気です。いちごを施設栽培している場合には、換気を図り、施設内が多湿にならないようにしましょう!
対策
灰色カビ病が発生してしまったら、どのように対策を講じればいいのでしょうか? 具体的には、以下の2つの方法で対策するのがおすすめです!
1.感染源を取り除く
灰色カビ病が発生したら、それ以上広げないように対策することが先決です。灰色カビ病を発症した実は、周りの感染源になりますので、すみやかに取り除くようにしましょう。
2.農薬を散布する
被害が広がって大変なことになりそうなら、早めの農薬散布を検討しましょう。なお、薬剤を使う際は、必ず他の系統とローテーションして耐性菌の発生を防ぐようにしてくださいね!
・予防・治療効果がある農薬
・予防効果のある農薬
・有機JAS適合農薬
まとめ
灰色カビ病の対策は、まず菌を拡散する原因となる「水はね」を防ぐことがポイント。マルチなども活用しながら、少しでも菌が広がらないように対策を練るようにしましょう。また、もし病気になった実を見つけたらすぐに取り除くことも大事です!
やっかいな病気だけに、無農薬にこだわりがないのであれば、農薬で早めに治療することも念頭に置いておきましょう。湿気が多い時期などは、予防効果のある農薬を早めに散布して対策しておくといいかもしれませんね!
写真から病害虫・生理障害を自動診断!
「いちごを植えたが、いつの間にか枯れてしまった」。そんな時、じつは病害虫の被害に遭っていたかも(>_<) 早めに対策していれば、無事に収穫までたどり着けたかもしれません!
灰色カビ病にも、いちごには多くの病害虫や生理障害があります。判断に迷ったら、スマホで写真を撮るだけで、病害虫と対策がすぐ分かるアプリ”SCIBAI- サイバイ-”を無料ダウンロード!いちごをもっと元気に育てましょう。
AI診断は11種類の作物に対応。さらにアプリを使うみんなのSNS投稿では、育て方のヒントが盛りだくさん!お悩み相談もできます。
