ネギ|葉っぱが縮んできたら危ない?|萎縮病

3月下旬〜4月にタネを播き、収穫できるのは11月下旬〜2月頃と、野菜の中でもかなり栽培期間が長い「ネギ」。その葉っぱを観察していると、表面がデコボコしてたり、極端に平ぺったくなっていたりすることがあります。こんな症状を見つけたら「萎縮病」にかかっている疑いがあります。

今回は、主に春と秋に発生しやすい萎縮病の発生を防ぎ、ネギを元気に育てる方法について詳しくご紹介します。

概要

萎縮病とは、ウイルスの一種である「Shallot yellow stripe virus」によって引き起こされる病気です。

ネギ以外にも、タマネギ、ニラ、ラッキョウにも感染するので、こうした野菜を近くで栽培している場合は、周囲の野菜にもうつらないように十分注意してください!

この病気を運んでくるのは、厄介な害虫の代名詞「アブラムシ」です。4~6月、9~11月に発病することが多く、気温が高くなる夏の時期には、萎縮病の症状があまり見られなくなるケースも。春と秋がポイントだと言えますね!

特に乾燥した状況が続くと発生しやすいので、春や雨に雨が降らない時期がしばらく続いた時には要注意です!

萎縮病の症状が現れたネギの葉っぱの表面

被害

では、次に、萎縮病の症状について見ていきましょう。

萎縮病が発生すると、葉っぱの表面に黄緑から黄色のモザイク状の斑が発生します。よく見ると分かりますので一度じっくり観察してみてください。そして、葉がでこぼこしてくる、平べったくなるといった症状が出てきます。

病気がはっきり分かるくらいまで進んでくると、株全体の育ちが明らかに悪くなり、見た目が縮んだような状態になります。

病気の名前の通り、「萎縮したネギ」になっていくのが特徴です。こうなったら、立派なネギを育てるのはちょっと難しいかもしれませんね。

萎縮病が発生して育ちが悪くなったネギ

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予防

では、萎縮病の被害を防ぐためには、どうすればよいのでしょうか。まず考えたいのが「予防」です。具体的な方法としては、以下の3つがおすすめです。

1.目合い0.6㎜以下の防虫ネットを使用し、侵入を防ぐ

アブラムシの体長は0.5ミリ~3ミリ程度です。そのため、目合い0.6㎜以下の極小網目の防虫ネットを使えば、アブラムシの侵入を防ぐことができます

2.アブラムシの飛来防止のため、シルバーマルチを敷く

アブラムシが飛んでくるのを防ぐことができれば、萎縮病の予防にもつながります。そこで使ってみたいのが、シルバーマルチです。アブラムシが光の反射を嫌がるので、結果的に萎縮病にかかるリスクを減らすことができますよ!

3.木酢液や農薬を使う

アブラムシは、木酢液が出す香りが苦手だと言われています。そこで、適度に薄めた木酢液をスプレーなどで散布しておけば、香りを嫌がるアブラムシが近づきにくくなります。

また、家庭菜園をしている方の中には、農家さんが使う農薬はできるだけ避けたいという方も多いでしょう。そんな方は、以下の園芸用薬剤を使うのがおすすめです。

この薬剤は、化学殺虫成分を含まず、デンプンの粘着効果を使ってアブラムシの気門をふさいで窒息させる薬剤です。環境にやさしく有機農産物にも使うことができます。

対策

残念ながら、ネギに萎縮病が発生したら農薬などで病気を治療する方法はありません。主な対策はこれ以上病気を広げないこと。そこで、萎縮病が発生した株を見つけたら、速やかに取り除くようにしましょう。

「もったいない…」と思うかもしれませんが、早めに対処しなければ病気を広げてしまいます。思い切って取り除くのがおすすめですよ!

まとめ

いかがでしたでしょうか? 発生してしまうと病気を抑える対策がなかなかないのが萎縮病です。収穫時期が近づいてきた秋に株を取り除く…なんて残念な結果にならないようにするため、病気を媒介するアブラムシを寄せ付けないための対策は万全にしておきたいところですね!(^^)

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