
本州以南では晩秋から春にかけて栽培されることが多い「タマネギ」。その葉っぱをよく観察してみると、小さなゴマのような虫が表面にびっしり張り付いていることがあります。これは、害虫の代表格「アブラムシ」が悪さをしているサインです。
今回は、このやっかいな害虫「アブラムシ」から守り、タマネギを元気に育てる方法をお伝えします。
(虫の写真が出てきますので、苦手な方はご注意ください!)
概要
アブラムシは、成虫・幼虫ともに、タマネギの葉っぱを食べます。アブラムシと一口にいっても、いくつかの種類がいて、なかでもタマネギに寄生するものはネギアブラムシと言われています。
体の色は、アブラムシの種類によってさまざまですが、ネギアブラムシの体色は光沢のある黒色で、体長は1~3ミリ程度です。ゴマみたいな大きさなので、葉っぱなどをよく観察しておかないと見落としてしまうかもしれません。あらためて写真を見てみると、本当に小さなゴマみたいですよね!

春から秋にかけて発生しますが、特に春と秋には多発することがあります。この時期には十分注意してくださいね!
被害
サイズがとても小さいので甘く考えがちですが、くれぐれも油断は禁物です!
ネギアブラムシは、汁を吸うため、葉の生長を阻害します。さらに、分泌物で覆われた葉っぱに煤(すす)が発生することで、生育が阻害されてしまう可能性もあるのです。
数が多くなければ大して影響はありませんが、大量発生しないようにするためにも、普段から葉っぱの表面をこまめに観察するようにしましょう。

どうでしょうか。ネギアブラムシがかなりの厄介者だということがよくお分かりいただけたでしょうか。
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予防
では、ネギアブラムシの被害を防ぐためには、どうすればよいのでしょうか。まず考えたいのが「予防」です。具体的な方法としては、以下の3つがおすすめです。
1.目合い0.8㎜以下の防虫ネットを使用し、侵入を防ぐ
ネギアブラムシの体長は1ミリ~3ミリ程度です。そのため、目合い0.8㎜以下の極小網目の防虫ネットを使えば、アブラムシの侵入を防ぐことができます。
2.枯れた葉や古い葉を取り除き、風通しを良くする
アブラムシが大量発生する原因の一つに、通気性の悪さがあります。そこで、タマネギの枯れた葉や古い葉をこまめに取り除き、通気性の良い状態を保つようにしましょう。
3.木酢液を散布する
アブラムシは、木酢液が出す香りが苦手だと言われています。そこで、適度に薄めた木酢液をスプレーなどで散布しておけば、香りを嫌がるアブラムシが近づきにくくなりますよ!
対策
十分な対策をしたけれど、アブラムシが発生してしまった…! そんな時にはどんな対策を講じればいいのでしょうか。アブラムシが発生した時には、以下の2つの方法で撃退するのがおすすめです。
1.粘着テープを使い、手で駆除する
アブラムシを発見したら、手でこまめに駆除しましょう。葉などを傷つけないように丁寧に手で取るのが一番です。ただ、すでに大量のアブラムシが発生していた場合、かなり骨の折れる作業になりそうです……。そんな時は、専用の粘着テープなどを使うと便利ですよ!
2.農薬を使う
家庭菜園をしている方の中には、農家さんが使う農薬はできるだけ避けたいという方も多いでしょう。そんな方は、以下の園芸用薬剤を使うのがおすすめです。
今回紹介している薬剤は、化学殺虫成分を含んでおらず、気門をふさいで窒息させたり、酢のチカラを利用しているものになります。どうしても被害が大きくなりそうな時には一度試してみてくださいね!
まとめ
ネギアブラムシは、ウイルス病を媒介することでも知られています。よほど大量発生しない限り、タマネギの生育に大きく影響することはないと思いますが、油断せず十分な対策を講じておくのが肝心です。そうすればきっと、美味しいタマネギがたくさん収穫できると思います!(^^)
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ネギアブラムシの他にも、タマネギには多くの病害虫や生理障害があります。
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