
本州以南では晩秋から春にかけて栽培されることが多い「タマネギ」。その葉っぱを観察していると、小さな虫を発見することがあります。ネギやタマネギの葉っぱに寄生して汁を吸う「ネギアザミウマ」です。葉っぱをよーく見ると、白い斑点がたくさんついているけど…。そんな時には要注意! すでにネギアザミウマの被害にあっている可能性が高いです!
今回は、このやっかいな害虫「アザミウマ」から守り、タマネギを元気に育てる方法をお伝えします。
(虫の写真が出てきますので、苦手な方はご注意ください!)
概要
野菜の害を及ぼすのは、ネギアザミウマの成虫と幼虫です。成虫の体長は1ミリほど。体は細長くて褐色をしています。一方の幼虫は、体の色が黄色いのが特徴です。ちなみにアザミウマは「スリップス」と呼ばれることもあります。
ネギアザミウマが発生するのは、春から秋にかけて。かなり長い期間注意が必要で、特に夏場は、大量発生しやすいので十分注意しましょう!
やっかいなのは、とにかく繁殖力がすごいこと。あっという間に増えていきますよ! 特に気温が高い夏の時期は、短期間に被害が広がります。十分に対策を練っておくことが大事です。

被害
ネギアザミウマは、主にタマネギの葉っぱに寄生し、その汁を吸います。
汁を吸われたタマネギの葉には、葉脈に沿ってカスリ状の白い点々が発生します。そして次第にこの白い点が葉っぱ全体に広がっていくのです!
さらに被害が進んでくると、今度は葉っぱの縁の部分から枯れてきます。こうなると、生育にも大きな影響が出てきますので、早めに対策をしておきたいところですね!
ネギアザミウマのタチが悪いのは、単に食害するだけで被害が収まらないところです。「ネギえそ条斑病(IYSV)」などのウイルス病を媒介することでも知られているため、畑に寄せ付けないようにしっかりと予防することがとにかく大事です!
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予防
では、ネギアザミウマの被害を未然に防ぐためには、どうすればよいのでしょうか。まず考えたいのが「予防」です。具体的な方法としては、以下の4つがポイントになりそうです。ぜひ試してみてくださいね!
1 周辺の雑草を除去する
他の害虫対策と同じですが、ネギアザミウマは周囲の雑草から移ってくることが多いです。そのため、畑の周りの雑草はこまめに取り除くようにしましょう。そもそもネギアザミウマが増えない環境を作ることが大事です。
2 目合い0.8mm以下の赤色ネットで侵入を防ぐ
アザミウマは体長1ミリとかなり小さく、体も細長いため、通常の防虫ネットでは目合い0.4ミリ以下の細かい網目が必要と言われています。
しかし、赤色ネットを使うとアザミウマの眼からは内側の植物が見えなくなるため、網目0.8mmでも被害を抑えられるようです!ぜひ試してみてください。
2 粘着テープにくっつけて退治
アザミウマは黄色や青色が大好き!この色の粘着シートを畑に吊り下げておけば、被害を抑えることができます。
4. シルバーマルチを敷く
アザミウマは反射光を嫌います。そのため、植え付けの際にシルバーマルチを使うと、畑に寄ってくるアザミウマを減らすことができます。
対策
アザミウマに食害された痕を見つけたら、被害が広がる前に駆除しましょう!
1.農薬を散布する
アザミウマは、家庭菜園むけの薬剤でも退治できます。おすすめは「スターガードプラスAL」です。ただ、近年は薬剤への耐性が高まっているため、十分な効果が無いことも多いようです。
プロの農家さんが使うような農薬を使うのも方法の一つです。アザミウマに有効な農薬の一部を以下に紹介しておきますので、被害の状況などに応じて選んでお使いください。
薬剤は、同じ系統のものを連続して使用するのはやめましょう、必ず他の系統とローテーションし、耐性を持つ虫が出ないようにくれぐれも注意してくださいね!
まとめ
アザミウマは見つけにくいうえに、他の病気をまき散らす厄介な害虫です。ただ、数が極端に増えなければ、そこまで被害は大きくならないはずです。粘着テープなどの資材をうまく使いながら、地道に対策をしていきましょう! 厄介な虫と戦いながらタマネギを元気に育てて、家庭菜園を楽しみたいですね!
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「野菜を植えたけど、なんだか調子が悪そう…」。そんな時、じつは病害虫の被害に遭っていたかも(>_<) 早めに対策することで、無事に収穫までたどり着けるはずです!
ネギアザミウマの他にも、タマネギには多くの病害虫や生理障害があります。
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