
家庭菜園できゅうりを栽培していると、葉っぱに褐色の斑点ができることがあります。これは、つる枯病が発生しているのが原因かもしれません。放っておくと実が先端から腐って枯れてしまうなど、大きな被害が出る可能性があります!
今回は、つる枯病を上手に防ぎ、きゅうりを元気に育てる方法をお伝えします。
概要
きゅうりに起こるつる枯病は、かびの一種である「Didymella bryoniae」による病気です。
この菌は、キュウリのほか、メロン、スイカなどにも感染しますので、近くにこれらの野菜を栽培している人は、特に注意してくださいね!
湿気が多い状態であれば、気温に関係なく発生するのが特徴です。

症状の進み具合はそれほど早くありませんが、肥料不足や窒素過多などの生理障害、成り疲れなど、株が弱っているときには病気が進行しやすいので注意してください。
また、原因となる菌は、土の中で生き延びますし、感染した作物の残さと一緒に冬を越し、翌年以降の発生源になる点も注意したいところですね!
被害
つる枯病になった葉には、縁から中央に向かってくさび状の大きな褐色の斑点が発生します。

また、茎では、地面との際の部分や節などに病気が発生しやすく、茎に淡い褐色の斑点ができて柔らかくなり、ヤニを出します。また、乾くと白っぽくなり、さらに進行すると病斑から先が枯れてしまいます。
そして、きゅうりの果実では、実の先端部分から腐敗して細くなっていき、内部では心腐れ症状が起きます。
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予防
つる枯病の被害を防ぐためには、しっかりと予防をすることが大事です。具体的には、以下の5つのポイントに気を付けて対策するのおすすめです!
1.枯れた葉や古い葉を取り除く
病気を引き起こすカビは、通気性が悪いと発生しやすくなります。そこで、きゅうりの枯れた葉や古い葉をこまめに取り除き、通気性の良い状態を保つようにしましょう!
2.水はけを良くする
水はけを良くすることも、つる枯病の発生を防ぐための大切なポイント。雨が多い時期に発生しやすい菌だけに、高畝にするなどして水はけを良くし、細菌が住みにくい環境をつくることが病気を防ぐカギとなります。
3.シルバーマルチを敷く
つる枯病を予防するためには、土からの飛散を防ぐことも重要です。そこで使いたいのがシルバーマルチです。アブラムシなども光の反射を嫌がるので一石二鳥ですよ!
4. 窒素過多など気を付ける
窒素の多い肥料を余分に与えていたり、逆に肥料が不足していたりすると、発病の原因になる可能性があります、まずはきちんと適切な量を施すことが大事です。
5.土壌消毒を行う
過去につる枯病が発生した土壌には、どうしても原因となる菌が残っています。そこで、太陽熱などを利用してしっかりと土壌消毒を行うようにしましょう!
対策
次に、つる枯病が発生した時の対策について見ていきましょう!
1.病斑の発生した葉を取り除く
つる枯病によってできた斑点から周辺に病気が広がってしまいます。そのため、病気が発生した葉はすぐに除去しましょう。
2.農薬を散布する
被害が広がって大変なことになりそうなら、早めの農薬散布を検討しましょう。なお、薬剤を使う際は、必ず他の系統とローテーションして耐性菌の発生を防ぐようにしてくださいね!
・予防/治療効果がある薬剤
・予防効果がある薬剤
まとめ
つる枯病の対策は、まず水はけが良い畑を選ぶこと。前年に病気が発生した場所を避け、輪作を心掛けたり、きちんと消毒をしたりするようにしてください。また、もし病気を見つけたらすぐに取り除くことも大事です。
無農薬にこだわりがないのであれば、農薬で早めに治療することも念頭に置いておきましょう。雨が多くて心配な時期などは、予防効果のある農薬を早めに散布して対策しておくといいかもしれませんね!
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