
冬から秋にかけて栽培されることが多い「いちご」。「あれ?なんだか葉っぱが紫になって、灰色のぽつぽつがある…!」という経験をお持ちの方はいませんか? もしかしたらそれは「じゃのめ病」が発生したのが原因だったかもしれません!
今回は、いちごの葉っぱを枯らす「じゃのめ病」の発生を防ぎ、元気に育てる方法について詳しくご紹介します!
概要
じゃのめ病とは、カビの一種である「Mycosphaerella fragariae」 によって引き起こされる病気です。
春から秋にかけて発生し、特に湿度が高いときに発生しやすいのが特徴です。雨降りや水やりによる「水はね」と一緒に菌が拡散し、被害が拡大していきます。ものすごくひどくなると、葉が枯れてしまうこともありますよ!

残さと一緒に冬を越すため、いちごを数年にわたって育てていると、徐々に被害が拡大していくのがポイント。
新しい葉と古い葉の中間くらいのタイミングで発生しやすく、新葉と古葉には発生しづらい病気です。
被害
じゃのめ病は、はじめのうちは、葉っぱに数ミリほどの大きさの、紫で円形の斑点が発生します。中心が灰白色や灰褐色になるのが特徴です。

その後、葉柄や果実などにも徐々に発生していきます。また、果実では、直径数ミリくらいの、黒褐色のややくぼんだ病斑が発生します。
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予防
じゃのめ病の被害を防ぐためには、しっかりと予防をすることが大事です。具体的には、以下の4つのポイントに気を付けて対策するのおすすめです。
1.雨除けをとりつける
じゃのめ病は、湿度が高い状態で発生します。また、雨が降ったことによる水はねが原因で広がりますので、そもそも雨が当たらない環境を作れば、発生を防ぐことができます。
2.地際から水やりをする
菌の拡散の原因となる水はねを防ぐため、株の上からではなく、地際から水やりをするように心がけましょう!
3.シルバーマルチを敷く
シルバーマルチを敷くことで、地面からの水はねを防ぐことができます。同時に、虫を遠ざける効果も期待できるのでおすすめですよ!
4.枯れた葉や古い葉を取り除く
病気を引き起こすカビは、通気性が悪いと発生しやすくなります。そこで、いちごの枯れた葉や古い葉をこまめに取り除き、通気性の良い状態を保つようにしましょう!
対策
じゃのめ病が発生してしまったら、どのように対策を講じればいいのでしょうか? 具体的には、以下の2つの方法で対策するのがおすすめです!
1.感染源を取り除く
じゃのめ病が発生したら、それ以上広げないように対策することが先決です。じゃのめ病を発症した葉やランナー、実は、周りの感染源になりますので、すみやかに取り除くようにしましょう!
2.農薬を散布する
被害が広がって大変なことになりそうなら、早めの農薬散布を検討しましょう。予防効果のある「ジマンダイセン水和剤」を使うのがおすすめです。
なお、薬剤を使う際は、必ず他の系統とローテーションして耐性菌の発生を防ぐようにしてくださいね!
まとめ
じゃのめ病の対策は、まず菌を拡散させる原因となる「水はね」を防ぐことがポイント。水やりを工夫したり、雨除けをしたりすることで、少しでも菌が広がらないように対策を練るようにしましょう。また、もし斑点などを見つけたらすぐに取り除くことも大事です。
やっかいな病気だけに、無農薬にこだわりがないのであれば、農薬で早めに治療することも念頭に置いておきましょう。雨が多くて心配な時期などは、予防効果のある農薬を早めに散布して対策しておくといいかもしれませんね!
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