
冬から秋にかけて栽培されることが多い「いちご」。葉っぱを見ていたら「あれ?なんだか葉っぱの先が枯れている!」なんてことありませんか? こんな症状が出た時は、チップバーンを起こしている可能性が高いです。
今回は、いちごのチップバーンを防ぎ、元気に育てる方法について詳しくお伝えします!
概要
チップバーンとは、カルシウム欠乏によって葉先が枯れる生理障害のこと。いちごの葉っぱの先へのカルシウムの供給が滞ることで、葉先だけが枯れる症状を指しています。

カルシウムは植物の体内での移動が遅いため、特に生長が盛んな新しい葉に発生しやすいのが特徴です。
ただ、土壌のカルシウムが本当に不足していることは稀です。むしろ、下記のような原因でカルシウムの吸収が阻害されていることが多いので、これらの原因を念頭に置いたうえで、対策を打つことが大事になります。
<チップバーンを引き起こす主な原因>
・窒素過多
・乾燥
・高い塩基濃度
また、いちごが勢いよく育っている時も、葉の先までカルシウムが行き渡らず、チップバーンを発生することがあるので注意しましょう!
被害
チップバーンが起こると、いちごの葉の面積が大きく減ってしまいます。

光合成が抑えられ、その後の生育に悪影響が出てしまうため、多発すると収穫量が大幅に減ってしまう可能性があります。事前にしっかりと対策を練っておきたいところですね!
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予防
いちごがチップバーンの状態にならないようにするには、以下の2つをポイントに予防することが大事です。
1 .窒素肥料を適切な量に管理する
チップバーンは、窒素の多い肥料を余分に与えていることが原因の可能性があります。そこで大切なのが、きちんと適切な量の肥料を施すこと。そして、元肥にはゆっくり時間をかけて窒素分が効いていく「緩効性肥料」を選ぶようにしてください。
もし前年度の肥料が残っている可能性があるなら、その分を差し引いて、若干少なめに調整すると良いでしょう。
2 .土壌が乾燥しないよう、こまめに水やりをする
チップバーンは乾燥が原因で引き起こされることがありますので、普段から土壌が乾燥しないように、こまめに水やりをしてあげましょう!
対策
チップバーンの症状が現れてしまったら、どんな対策を講じればいいでしょうか? 具体的な対策を見ていきましょう!
1 .窒素過多の症状があるか確認する
まずは窒素過多の病状があるかどうか、そのまま様子を見てください。しばらくすると症状が改善していくこともあります。
葉っぱの形、色などをしっかりと観察してみてくださいね!
2. 土壌が乾燥していたら、水やりをする
予防の項目でもお伝えしましたが、チップバーンは、乾燥が原因で起こっていることもあります。そこで、もし土壌が乾燥しているようなら、十分に水やりをしてあげましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか? チップバーンの原因は、窒素過多や乾燥であることが多いです。畑づくりの際、「いつもよりたっぷり元肥を入れた!」という人は、窒素過多に陥りやすく、これがチップバーンの引き金になっている可能性も十分に考えられます。
「いつもに比べて葉っぱの色が濃いかも…」と感じるようなら、窒素過多の可能性大! まずはしばらく様子を見たうえで、その後の追肥を減らすなど、症状を悪化させないようにくれぐれも注意して栽培しましょう!
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