いちご|葉に紫の斑点が出現|輪斑病

冬から秋にかけて栽培されることが多い「いちご」ですが、「あれ?なんだか葉っぱに変な斑点が出始めた…!」という経験をお持ちの方はいませんか? もしかしたらそれは「輪斑病」が原因だったのかもしれません!

輪斑病は、湿度が高い状態で発生しやすい病気です。最初は小さな斑点から始まりますが、そのまま病気が進んでいけば、葉っぱが茶色く枯れてしまうことも!きちんとした予防と対策を講じることが大事です!

今回は、いちごの株を枯らす輪斑病の発生を防ぎ、元気に育てる方法について詳しくご紹介します。

概要

輪斑病とは、カビの一種である「Dendrophoma obscurans」によって引き起こされる病気です。

葉が柔らかい苗の時期に、湿度が高い状態が続くと発生しやすいです。雨にあたると胞子が飛び、徐々に被害が拡大していきます。

特徴的な症状は、病気の名前の通り、葉に細かい斑点が出てくることです。

葉っぱに輪斑病の斑点が出たいちごの葉っぱ

その様子は「うどんこ病」にかなり似ていますが、輪斑病の場合は斑点の形が丸いので、よく見ればちゃんと区別できるはずです。

また、ランナーに出てくる病斑については「炭疽病」とよく似ています。ただ、輪斑病の場合、病斑の中央部分が白くなることが多いため、こちらもよく見れば区別することができるはずですよ!

輪斑病にかかったいちごのランナー部分

被害

上でもお伝えしたように、最初は、葉っぱに丸い形をした紫の斑点が発生します。やがてこの斑点が大きくなっていき、中心部分が茶色に変わります。

また、ランナーには黒くてへこんだ病斑ができ、中央部分が白くなります。
そして、斑点が葉全体に広がると、その葉は枯れてしまいます。

茶色に変色して枯れたいちごの葉っぱ

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予防

輪斑病の被害を防ぐためには、しっかりと予防をすることが大事です。具体的には、以下の2つのポイントに気を付けて対策するのおすすめです。

1.雨除けをとりつける

輪斑病は、湿度が高い状態で発生します。また、雨が降ったことによる「水はね」などが原因で広がりますので、そもそも雨が当たらない環境を作れば、発生を防ぐことができます。

2.枯れた葉や古い葉を取り除く

病気を引き起こすカビは、通気性が悪いと発生しやすくなります。そこで、いちごの枯れた葉や古い葉をこまめに取り除き、通気性の良い状態を保つようにしましょう。

対策

輪斑病が発生してしまったら、どのように対策を講じればいいのでしょうか? 具体的には、以下の2つの方法で対策するのがおすすめです!

1.感染源を取り除く

輪斑病が発生したら、それ以上広げないように対策することが先決です。輪斑病を発症した葉やランナーなどは、周りの感染源になりますので、すみやかに取り除くようにしましょう。

2.農薬を散布する

被害が広がって大変なことになりそうなら、プロの農家さんが使う農薬で早めに対策を打つことも検討してみましょう。予防効果のある「ベルクートフロアブル」「アフェットフロアブル」などがおすすめですよ!

なお、薬剤を使う際は、必ず他の系統とローテーションして耐性菌の発生を防ぐようにしてくださいね!

まとめ

輪斑病の対策は、まず菌を拡散させる原因となる「多湿」を防ぐことがポイントです。雨除けをしたりすることで、少しでも菌が広がらないように対策を練るようにしましょう。また、施設で栽培している場合は、こまめに換気を図ることも重要。もし斑点などを見つけたらすぐに取り除くことも大事ですよ!

無農薬にこだわりがないのであれば、農薬で早めに予防することも念頭に置いておきましょう。雨が多くて心配な時期などは、予防効果のある農薬を早めに散布して対策しておくといいかもしれませんね!

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