
家庭菜園でピーマンを栽培していると、なんだか葉っぱが黄色く変色してくることがあります。これはもしかしたら「黄化えそ病」が原因かもしれません。
今回は、そんな黄化えそ病から株を守り、ピーマンを元気に育てる方法について詳しくご紹介します。
概要
ピーマンに発生する黄化えそ病とは、「Tomato spotted wilt virus(TSWV)」によって引き起こされる病気です。
アザミウマによって媒介されることが知られていて、特にミカンキイロアザミウマの媒介能力がとても高いとされています。

アザミウマは露地栽培では春から秋まで発生し、特に夏に多いです。施設では1年を通して発生します。家庭菜園では夏場の対策が肝になりそうですね!
被害
黄化えそ病にかかった葉には、緑色が薄くなった丸い斑点が出てきて、それがやがて大きな斑点になっていきます。
また、生長点の付近では、葉っぱに褐色の斑点が出てくることもあります。

台木の部分では維管束が褐色に変わり、さらに病気が進んでくると、株全体が縮れて枯れてしまう可能性が高いです!
病気を発生させないように十分に対策を講じておくことが大事ですよ!
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予防
では、黄化えそ病の被害を未然に防ぐためには、どうすればよいのでしょうか。真っ先に考えたいのが、病気を媒介するアザミウマの対策です。具体的な方法としては、以下の4つがポイントになりそうです。ぜひ試してみてくださいね!
1. 周辺の雑草を除去する
他の害虫対策と同じですが、アザミウマは周囲の雑草から移ってくることが多いです。そのため、畑の周りの雑草はこまめに取り除くようにしましょう。そもそもアザミウマが増えない環境を作ることが大事です。
2 .目合い0.8mm以下の赤色ネットで侵入を防ぐ
アザミウマは体長1ミリとかなり小さく、体も細長いため、通常の防虫ネットでは、目合い0.4ミリ以下の細かい網目が必要と言われています。
しかし、赤色ネットを使うとアザミウマの眼からは内側の植物が見えなくなるため、網目0.8mmでも被害を抑えられるようです!ぜひ試してみてください。
3.粘着テープにくっつけて退治
アザミウマは黄色や青色が大好き!この色の粘着シートを畑に吊り下げておけば、被害を抑えることができます。
4. シルバーマルチを敷く
アザミウマは反射光を嫌います。そのため、植え付けの際にシルバーマルチを使うと、畑に寄ってくるアザミウマを減らすことができますよ!
対策
残念ながら、黄化えそ病が発生したら、農薬などで病気を治療する方法はありません。主な対策は、周囲に広がらないように感染した株を取り除くこと。そして、ウイルスを媒介するアザミウマを退治することです。
プロの農家さんが使うような農薬を使うのも方法の一つです。アザミウマに有効な農薬として、家庭菜園向けで使いやすいものとしては「ベニカ水溶液」などがおすすめ。アザミウマの発生が多発しそうなら、早めに使用を検討してみてください!
なお、薬剤は、同じ系統のものを連続して使用するのはやめましょう。必ず他の系統とローテーションし、耐性を持つ虫が出ないようにくれぐれも注意してくださいね!
アザミウマ類は、薬剤耐性がとても発達しています。十分な効果を得られない場合も考えられますので、あくまで農薬の散布は最終手段と考え、できるだけ予防に重点を置いた対策をするようにしましょう!
まとめ
アザミウマはとても小さくて見つけにくいだけでなく、黄化えそ病をはじめ、さまざまを病気をまき散らすとても厄介な害虫です。
ただ、数が極端に増えなければ、そこまで被害は大きくならないはず。粘着テープなどの資材をうまく使いながら、まずは予防に重点を置いて対策をしていきましょう! 厄介な虫と戦いながら元気に育て、夏から秋にかけておいしいなすをたくさん収穫してくださいね!
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黄化えそ病の他にも、ピーマンには多くの病害虫や生理障害があります。
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